HER AIM WAS GOOD

 

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  もうそんな時期ではありませんが、改めまして、あけましておめでとうございます。2017年!やっと時間を見つけました。長かった。2017年の 1/12 が終わってしまいましたが、あまり気にせず今年の抱負を考えていきたいと思います。何事も先に決めておかないと上手くやれないタイプ。ただ、今年の抱負を書く前にまずは去年の目標の達成度を確認します。この作業がないと意義が半減(当社比)しますので。

 

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 一つ目は勉学。まずは英語。特に評価できるのはここ。 

TOEICはRとLしか受けてないので表には入れませんでしたが、790点でした。800を越えないと話にならないです。

謹賀新年 - circlet of pearls

 

 2016年2月の TOEICが880点だったので目標達成です。次は900点を超えたい。(燃えてきた)IELTS はそのままの点数で応募ができることがわかったので取り直しませんでした。ただ VISA 手続き用に違うタイプの試験を受けなければならないはずなので春休み中に試験料(1回4万)(ハア?)を稼がなければなりません。TOEFL は今の所必要がないので、留学前は受けません。就職で使えるみたいなので帰国後に取り直そうかなという感じ。中国語は残念ながら HSK を受けるタイミングが掴めないまま1年が終わってしまいました。ただ履修は1年しっかり修了したし、春学期はSをもらえたので概ね満足。夏の北京も楽しかったです。そして論文に関してはまだまだ精進が必要。少し手応えを感じたのは、中台関係論の期末試験と中国古代文学の期末レポート。とはいえ、まだ成績の評定が出ないので実際のところはわかりません。

 

 二つ目は貯金。これはダメ。全然できなかった。ただ北京短期留学とソウル短期留学それぞれ10万ずつ自己負担できたので、うーん。50%くらいですか。よく赤字になっていたけれど、何とか積み立て貯金も続いています。

 

 三つ目は暮らし。よりよい暮らしを追求すること。これは前よりも小まめにごはんを炊いて冷凍したり、時間のあるときは料理したり、旅行先で買った調味料を使ってみたり、コーヒーは出来るだけ外で飲まずに家で淹れるようにしたりできたので少し前進という感じ。あと本棚を買い足したのも大きかったです。そこらじゅうに溢れていた本が一箇所に集まったおかげで取り出しやすくなったし、何より部屋がすっきりしました。

 

 これを踏まえて2017年。まず大事になるのが英語、次に英語、その次も英語。ということで

 

1. 英語 留学しさえすれば伸びるというわけではないことは十分に理解しているつもりですので、ひとまず留学前の英語の勉強に力を入れたい。目標は IELTS 7.0 でいきます。それから日常的にもっと英文を読まないとダメ。好んで読むのは高校生の頃からずっと読んでる二人のブログ(香港出身ロンドン在住の zoe ちゃんと www.zoesuen.com とオーストラリアの大天使 yanyan ちゃん www.yanyanchan.com )です。二人とも blogspot だったのにいつの間にかウェブサイトを持つようになって。涙が出るね。これは日記だから比較的読みやすいし、生きた文章にそれぞれの個性を感じます。こういう習慣をもっと専門的な分野まで広げる必要がある。リスニングは日常的に youtuber の動画を観ているからインプットがないわけではないのだけれど、vlog は語彙が容易なのでもっと厳しくあるべき。ニュースも見るようにします。誓う。あとはとにかく単語を詰め込む。渡航日までに可能な限りパンパンにしていきたい。

 

2. 日記 をつける習慣自体は結構古いのだけれど、途切れ途切れでも続けて思うのは、その日に何があったかを記録するより、その日に何を思ったのかを記録したほうが後々見返したときに得る物が大きい。私の日記には「二度と繰り返さないで」という警告文が記されていたりします。つまりそういうこと。自分にしか話せないこと、自分にしか理解できない感情、未来の自分に託す想いの記録。去年からモレスキンを使い始めたのですが、これが当たりました。そこまで丁寧にはつけていなかったのだけれど、とりあえず最後まで続いたので今年も継続するし、長い習慣にしたい。「書かない日はあっていいし、止まらない日は書き続ける こだわり過ぎないというこだわり 日記は日々の生活を豊かにします」

 

3. 自由 を鍛える、という考え方に最近出会いました。具体的に何をどうするかはこれからもっとじっくり考えてみなければならないけれど、ビジョンは浮かんだので動き始めるのには十分です。

 水瓶座の人々はもともと、非常に自由な存在です。生き方も、考え方も、決して旧習や他人の意向に縛られません。ただ、「自由」は、心や愛と同じく、成長していきますし、鍛えることもできるものではないかと思います。たとえば、同じ「夏休み」でもその過ごし方は人によって大きく違いますし「休みをどう使うか」について考えたり学んだりして、より満足度の高い休み時間を作りあげることが可能です。おそらく「自由」は、幼い状態では糸の切れた風船のようなものですが、成長した自由は、プロの操る熱気球のようなもの、なのではないでしょうか。2017年の水瓶座の人々は、限りなく自由です。そしておそらくこの時期、貴方はその「自由」を、どうにかして、自由自在に操れる熱気球のようなものに「育てたい」という意識を、強く持つだろうと思うのです。「どこにいってしまうかわからない」のと「行こうと思えばどこにでも行ける」のとは、全く意味が違います。2017年の水瓶座の人々は、言わば「もっと自由を自分のものにする」ことを、目指していくのではないか、と思います。

石井ゆかり 公式ブログ - 筋トレ年報ミラー:2017年 水瓶座の空模様 - Powered by LINE

4. トレーニング はいつまでも必須。そしてこれはケアも含む。まず目先のことからいえば、足の指の角質除去。それに続けて全身の保湿。おしりの位置を上げて、ふとももを引き締める。腹筋はそろそろ筋がはっきりしても良い頃。減量はしつつ胸のサイズはなるべく落とさない。髪は常にフワフワ、肌は常にスベスベ。最強ネイルは短く切られた自爪!(これは飲食店アルバイターの自己洗脳なので可愛いネイルを楽しめる環境にある人は無視して)

 

その他. イギリスに持って行けないものは買わない / 化粧品を増やさない / スリムウォークは2ヶ月に1回買い換える / せめてコーヒーを飲めるくらいの余裕を持って起きる / 新聞を溜めない / 優しさを安く売らない / 棘を隠さない / 我慢しない / 色んな人とさしで飲む / 外国の人が集まる場所に通う / デートをする / 夏は脚を出す / 試験期間外も図書館で勉強する / 奨学金を諦めない / ダサい人間にだけはならない / 誰にでも出来る返しをしない / 読む本の数にこだわらない / 映画は無理に観なくていい 

 

2017年が過去最高の年になりますように!

 

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「わたしの遠くはもう星々のあいだに」

何もかも上手くいったわけではもちろんないけれど、

何が上手くいかなかったかは全て忘却の彼方へ

 

自分の求めていたものを自分に与え 自分だけが自分を所有し

友はいつも側に、境界線を軽々と越えて飛び回り、よく笑い

全てに意味があるように、全てが流れに乗ったように感じた

 

ひたすらに愉快な一年でした

生まれて以来、最も自由な一年でした

 

 

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去年一年を覆ったあの暗く厚い孤独の雲は、新年、地元の書店でふと手に取った「今年の一冊目」がそれはそれは晴れ晴れと吹き飛ばしてくれたのです。

 

ライナア・マリア・リルケ(1875ー1926)

プラハ生まれ。代表作は『マルテの手記』

 

 

これはまだ彼を知らないわたしの書いた去年の暮れの文。 

circletofpearls.hatenablog.com

 

ふとした瞬間にどうしようもない孤独感に包まれて、どうしようもなく泣きたくなることが多かった。 それは、「誰もわたしのことを理解してくれない」なんていう傲慢なものではなく、どちらかというと、何かに興味を惹かれているうちに両親とはぐれてしまった子供のように、自分と周りを歩くひとたちとの間になんのつながりも感じられず、自分のよく知る、一緒にいて安心できるはずの人が視界から姿を消し、混乱して、立ち止まって泣きじゃくる、そんな孤独感だった。 小さな子供なら、両親はすぐに自分を探してくれるだろうし、泣いていれば近くの大人が迷子の子供に対するしかるべき処置を施してくれる。でもわたしはもうあとほんの少しで二十歳になる人間で、いつまでも小さな子供ではいられない。それなのに、どうしようもなく不安で、怖くなったときには、自分がいなくなったことに気づいて、必死になって探してほしいと思ってしまうくらいにわたしはまだ幼い。そんな大人と子供の狭間でわたしは一人、迷子になってしまったのかもしれない。 でもその狭間自体は、曖昧さがとても心地よく、わたしには今まさに必要なものに思えたものだし、18のわたしはその空間で非常によく成長した。わたしが恐れたのは狭間ではない。 「果たして、自分を探してくれる人がどれだけいるだろうか。」

「 孤独との戦いだった 」 - circlet of pearls

 

そしてこれが年が明けて初めて開いた、未知の作家の書簡を収めた一冊。

 

若き詩人への手紙・若き女性への手紙 (新潮文庫)

若き詩人への手紙・若き女性への手紙 (新潮文庫)

 

 

しかしおそらく、いつか多くの人々に可能となることをすべて、孤独の人間は今すでに準備することができ、迷うことのより少ない彼の手で築くことができます。それだからこそ、あなたはあなたの孤独を愛してください。そして孤独が美しい嘆きの声を響かせながらあなたに味わわせた苦痛をになって下さい。というのは、あなたに近い人々が遠くに思われる、とあなたは言われますが、それこそあなたの周囲が広くなり始めたことを示すものにほかなりませんそしてあなたの近くが遠くにあるのならば、あなたの遠くはもう星々のあいだに没し、実に大きいものです。あなたは全く誰一人伴うことのできないまでになったあなたの成長をお喜びなさい、そうして取遺される人々に対しても善意を持ち、その人々の前で毅然として取乱さず、あなたの疑惑で彼らを苦しめないように、また彼らには理解できないであろうあなたの確信や喜びで彼らを驚かさないようにしてください。(本文より引用)

 

わたしのことを長く知ってくれている人は「誰一人伴うことのできないまでになったあなた」「取遺される人々」から何かを思い出せそうな気持ちになってもらえるかもしれません。

 

この記事を覚えていらっしゃるでしょうか。

薄情者|BULLOGA

番号にとりつかれる虚しさを説かれる そしてまた一人だと気づく わたしはもっと上に行きたい その指標が数値ならそれで構わない もっと曖昧なものだったとしてもそれが上だとされてるところにいきたい 笑われるでしょう 不思議だね 別に何を言ってくれても構わないよ そうして安全なところに腰をおろして幸せを育てるのも暖かいなあって思ってる もう少し先で歩みを止めた人には敬意を示すよ それでもまだ足りないの 何でだろうね わかんないけどよくわかんないこの感覚に従って私はもう少し進んでみるよ

 

だんだん一緒に歩く人が減っていって もし仮に最後には一人になったとしても同じ地球のどこかで同じように泣きながらも歯を食いしばって歩いてる子とこの先ずっと登っていったところで会えるような気がしてるから そうしたら私はもう一人じゃなくなる ずっとずっと歩いてきた人たちと抱き合って喜んで綺麗な涙を流してみたい 大変だったねって労わってそこからの景色をずっとずっと登ってきた人たちと見てみたい

 

多分そこからは見える ほんと少しだとしても ここよりもはっきりと見える 完璧と言われているものがどんなものか きっと見える そんな気がする そしてもしそこから何も見えなかったとしてもそこに集うのはきらきらした人たち 諦めなかった 努力と才能に微笑まれた人たち もしそこから何も見えなかったとしても そこは夢みたいな素敵な人たちだけの場所 そこでなら 私は喜んで立ち止まろう 喜んで限界を受け入れよう 笑う人は置いて行くよ 止める人も置いていくよ 私のためだと言ってくれるのは嬉しい それでも私はあなたを置いていくよ ごめんなさいね 

 

完璧であること 1番であること どんなことかはわからない もしかしたら完璧になんてなるもんなのかもじゃないしれないし ほんとに誰にもなれないのかもしれない たけどそれは自分で確かめたい もしそこに行けたら教えてあげるよ そこを目指す価値はあったのか でもさ 私がそれを伝えたときにそれなら行こうと出発したって私は止めたりしないけどさ、あなた、もうかなり、ねえ?

 

2013年9月28日、まだ17歳のわたしが書いた日記です。

 

リルケの一つの書簡がいかに美しく正しく、わたしの残してきた点と点をつなぎ合わせたが、いかにわたしが衝撃を受けたか、おわかりいただけますでしょうか。書籍についてはまた別の記事でまとめたいので、リルケの話はこの辺にしておきます。ただこれだけはハッキリと記しておきたいのですが、この出会いは2016年1月の頭。新年の門出、最高の出だしをリルケはくれたわけです。文学は偉大。

 

そうして始まった2016年。2月には学校からの援助を受けてフランスに向けて経ち、ムスリム移民の直面する社会問題について学ぶフィールドワークに参加し、パリ、マルセイユ、エクス=アン=プロヴァンス、リヨンを巡りました。3月はめいいっぱい働き、4月に無事3年生になり、国際社会学部の履修を始めました。5、6月はその時間割が大当たり。視野の広がる授業に毎日目を輝かせ、毎時間集中してメモを取り続けました。7月の学期末試験ではかつてないほどの好成績を叩き出し達成感で満ち満ちとしていました。8月には去年と同様、再度北京語言大学を訪れ、昨年より1つ上のクラスで1ヶ月勉強しました。9月には留学に行っていた大好きな人たちが全員帰国し、日々の生活が一気に華やぎます。10月は春学期の授業のほとんどを引き継ぎ勉強します。11月はついに派遣留学の学内選考が始まりました。全学休講の静かな講義等で受けた面接は今年最も緊張した瞬間でまず間違いありません。12月に長年夢にまで見た英国留学の切符を掴み、ついに緊張の糸がほぐれ、中だるみの期間に突入しますが、同時に交友関係が広がった時期でもあります。12月も勉学の意欲はそう高くは保てませんでしたが、親しい人たちと過ごした1年を振り返るたびに、幸せな気持ちを感じずにはいられません。

海外での活動や体験報告など、詳細はこちらからどうぞ。

www.canpath.jp

 

人生は起伏のあるものだから、来年はそう上手くはいかないだろうけれど、何より今年手にした機会をどう生かすかは来年の自分にかかっているのだからしっかりしなければ。とは思うものの、ホロスコープは「今年から自由に動けるようになってきた」という予想を「それ以前は大変だった」という指摘と共に挙げた上で、来年の運勢について「ペースは常に自由」「より笑顔に満ちる」「遠方に赴け」「上手くいく」とみな口を合わせて背中を押してくれているので、もっともっとがむしゃらに、むしろこの勢いを失うことを恐れて邁進する一年にしようと思います。一息つくのはもっと後でいい。

 

I connected the dots by looking backwards.

 

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BACK TO SCHOOL

 

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新学期が始まりました。4月の半ばには履修登録期間も終わりましたので、時間割も正式に確定してから数週間が経ちました。履修登録ってかなり面倒な代物ですが、わたしの場合その煩わしさとワクワクが拮抗します。

そして人の時間割見るのも好き。#whatinmybag #whatinmypouch が好きな学生にはわかってもらえるかもしれないけれど、今学期、かなりいい時間割が組めたので、見て。

 

 

1

 

中国古代文学

 

 

 

2

 

主専(読解)

中国の歴史ー近代の歴史と文化

主専(文学)

 

3

主専(読解)

現代台湾政治

戦争と民主主義の文化史

ヒトラー「東方生存圏」構想とホロコースト

「近代語」アジア情勢と共にみる中国近代文学

4

ゼミ

 

 

GLIP B3

中国語

5

GLIP B1

 

 

言語学概論

 

 

主専は「主専攻語」の略で、わたしの場合これが韓国語の授業です。読解は韓国語で書かれた論文を翻訳する授業で、日本語による授業と韓国語による授業がそれぞれ一つずつあります。文学の授業では韓国の詩や小説を扱い、直訳では意味の伝わらない文を、自分なりに解釈しながら訳していく授業になっています。今は韓国を代表する小説「ソナギ」を読んでいます。このほかにもいろいろ開講されてはいるのですが、3年から自分で選べるようになるので、今学期はこの3つにしました。

 

火水木の3限と水2限は他学部の授業なのですが、興味関心ど真ん中で、毎週講義を楽しみにしています。特に最高なのが、水曜3限の社会学の授業「戦争と民主主義の文化史」。

 

 

近代日本の歴史は、一般的には国民国家の「近代化」の過程として理解され、政治面でも「民主主義」の展開と捉えられるが、対外的には東アジアに植民地と勢力圏を拡大する「戦争」の連続となった。すると、この相反して見える民主主義と戦争の時代を、人々はどのように生き、歩んできたのだろうか。この近代日本の歩みを、そこに生きた民衆の心情の経験に即して考えたい。特に「思想」や「詩歌」などの文化現象から生活者の心情に立ち入る学問方法を学び、単なる事件の羅列ではない歴史と社会のとらえ方を体験する。ー「授業の目標」より

 

近代史に関する一般的な歴史認識に対して、「それ、本当に正しいの?」という疑問を投げかけてくる。先生はとても気品の溢れる方で、選ぶ言葉も文事ある人らしく、講義を受けるだけで語彙が増える。また、偏った思想を振りかざすわけではないので、本当に自分の視野を向こう側から光で照らしてくれるようで、一言一句聞き逃すまいと一貫して集中、ノートを取り続けています。

 

教科書はこれ。

詩歌と戦争―白秋と民衆、総力戦への「道」 (NHKブックス No.1191)

詩歌と戦争―白秋と民衆、総力戦への「道」 (NHKブックス No.1191)

 

 教授自身の著作です。まだじっくりとは読めていませんが、近代日本において民衆の好んだ民謡に着目することで、当時の人々の意識を知ろうとする内容になっています。

 

次に好きな授業が「現代台湾政治」。東アジア地域を専攻している以上、中台関係って絶対に理解しておかなければならないのでは、と思って履修。この問題に関するわたしの知識は高校の世界史で止まっているので、台湾に特化した授業は、その専門性も高くて、ただひたすら目から鱗。あと教授がとても真面目で几帳面な方で、パワーポイントで出してくれる資料が非常に豊富。特に、人の流れや対立について説明する際には必ずそういった内容が図示された地図を移してくれるのでとてもわかりやすいです。

読んでおくべき、と推奨された本がこちら。

台湾―変容し躊躇するアイデンティティ (ちくま新書)

台湾―変容し躊躇するアイデンティティ (ちくま新書)

 

この本の著者は台湾問題において、とても権威ある方だそう。 教授自身も直接の面識があるらしいです。すごい。

amazon で探したときに関連商品に出てきたこちらも合わせて購入しました。どんどん読む。

 

新・台湾の主張 (PHP新書)

新・台湾の主張 (PHP新書)

 

 これら参考文献だけでなく、ドキュメンタリー映画も紹介してくれるので、授業時間外にも積極的に知識を得られます。

 

先週紹介された映画は「セデック・バレ


映画『セデック・バレ』予告編

 

台湾中部の山岳地帯に住む誇り高き狩猟民族・セデック族。その一集落を統べる頭目の息子モーナ・ルダオは村の内外に勇名をとどろかせていた。1895年、日清戦争で清が敗れると、彼らの暮らす山奥にも日本の統治が広がり、平穏な生活は奪われていく。それから35年、頭目となったモーナは依然として日々を耐え抜いていた。そんな中、日本人警察官とセデック族の一人が衝突したことをきっかけに、長らく押さえ込まれてきた住民たちが立ち上がり…。 

 この作品の監督の魏徳盛(ウェイ・ダージョン)は台湾の映画監督で、日本に関する作品をいくつか手がけているようです。授業ではその一部を少し見ただけなので、後日改めて自分で借りてくるつもり。授業でも説明を受けたのですが、この作品は日本と戦う台湾の人々の不屈の精神、勇敢さを描くもので、中国や韓国における反日映画と同一視されがちなのですが、その性質は全く異なります。これは単なる反日映画ではなく、虐げられた少数民族が立ち上がり、戦い抜く物語であり、中国当局はその反日性を買ってすぐに国内での上映を開始しますが、次第にこの映画の普遍的、かつ中国にとって都合の悪いメッセージに対して懐疑的になり、密かに上映を中止したと言います。

 

授業ではただ問題に関連する作品を紹介するだけでなく、その裏側についても詳しい解説があるので、現代の東アジア情勢の複雑さが身に沁みて感じられます。

 

中国語の授業は3年目になりました。教科書はこれ。 

リアルスコープ 現代中国事情

リアルスコープ 現代中国事情

 

 

よくあるテキストです。テキスト自体の難易度はそんなに高くはないのですが、先生が今年から東京外大に赴任した北京語言大学の先生で、話し方が滑らかで早口。意味を取るにはかなり集中しなければならず、リスニングが鍛えられそうです。

 

 GLIP というのは、語学としての英語の科目で、去年たまたま知った先生の授業がとてもよかったので、今学期も続けて履修しました。授業では、「英語で専門書を読む」ことのできるレベルを目標としており、その際に先生の専門が言語学ということから、言語学の論文を読んでいます。

 

教科書はこれ。

Linguistics (Oxford Introduction to Language Study Series)

Linguistics (Oxford Introduction to Language Study Series)

 

 セクションごとに担当が分かれており、大抵1回の授業で3人が発表します。発表の担当者は授業当日までに、担当箇所をまとめたレジュメを作成することが義務づけられており、授業中にそれを用いながら内容の解説をしていく形です。途中途中に先生からの補足が入ったり、難解な箇所は、翻訳の手助けをしていただけるので、かなり難易度の高い文章ですが、やりがいがあります。授業中に何度も、「みなさん、この文章書けますか」と問われるのですが、この文章は英語の論文としてかなり理想的な文章構成だそうで、そういう意識で読むことでモチベーションも上がります。

今履修している授業の中で、特筆すべき、と感じられるもののみ紹介しました。ゼミについてはこれからわたしの専門になってくると思うので、また別の機会に詳しく書こうかなと思います。全く興味のない、必修科目ももちろんありますが、真面目な人、というのは自分の興味・関心の対象外の物事に関しても、やる気の有無に関わらず、努力をすることのできる人だと思っているため、根が不真面目なわたしは這いつくばりながら単位を拾いに行く所存です。

 

 

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謹賀新年

新年あけましておめでとうございます。昨年は大変お世話になりました。様々なSNSを通してわたしと関わってくださった方に心から感謝申し上げます。そしていついかなるときもわたしを励まし、応援してくれた親愛なるフォロワーのみんなには限りない愛を。大好きでした。今年もよろしくお願いします。

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昨年は、試練の1年でした。それについてはつらつらと綴ってしれっと投稿しているので、そちらをご参照ください*1

 

 

しかしこういったことを書くステイト・オブ・マインドを持っているからといって、わたしが根っからの悲観主義であるとすることはできません。わたしは子供の頃から夢見がちな現実主義で、それは今も変わることなくわたしの中で生き続けています。夢を描くここと、現実を直視することは切っても切れない関係にあるのです。

 

ということで今年のテーマは「転んでもタダでは起きない」

 

何かにつまづく、壁にぶつかる、わたしをよく思わない人間に打ちのめされる、そういったことにさえ報酬、あるいは賠償を請求するように生きていこうと思うのです。粘り強く、厚かましく、おこがましく、執念深く。そうまでしてでも勝ち取りたい枠があって、達成したい目標があって、少なくとも今年だけはそれを誰にも譲ることができないのです。

 

 

さて、これらのことを踏まえて、新年の抱負を掲げておきます。

 

1.勉学

今年は何よりも英語の1年になります。特に強化すべきはスピーキングとライティング。昨年わたしの足を引っ張った子達です。( I TAW, I TAW PUDDY TAT! ) 対策はいろいろ考えています。とにかく「外大に通っている」という自分の立場をよく考え直すこと。利用できるものはたくさんあるはず。具体的には、学校のネットラーニングシステムからエッセイを書けるだけ書いて提出し、添削してもらう。エッセイを書く機会はあっても添削をしてもらわないと、どこをどう改善すべきなのかわからないままです。でも添削もなかなか時間を消費する作業なので、ずっと誰かに頼むわけにもいきません。ですからELCのテストを積極的に受けたり、こういったサービスを利用してできるだけ経験を積んでいこうと思っています。スピーキング等も同じで、そういった場所で休み時間に開かれているディスカッションのイベントに参加たり、出来ることはたくさんあると信じています。

また、リーディング、リスニングも今よりもう一段階上に引き上げたいので、優先順位をうまくつけて総合的なスコアを伸ばしていきたいです。

 

IELTS 7.0 TOEFL 90 TOEIC 800がまずは第一目標 でも全部 7.0~ のイメージ。それ以上に伸びるだけ伸ばす。

 

昨年受けたテストは以下の通り

 

Reading

Listening

Speaking

Writing

Score

TOEFL

22

23

18

21

84(Total)

IELTS

6.5

6.5

6.0

5.0

6.0(Overall

 

どちらも初めて受けたテストなので、ここから引き上げていきます。こう見ると一目瞭然だよね。インプットは合格点でもアウトプットが全くもってお粗末。TOEICはRとLしか受けてないので表には入れませんでしたが、790点でした。800を越えないと話にならないです。ありがたいことに今月さっそく学校で受けるので本腰入れて勉強します。

 

中国語は2年で一旦履修は終えますが、一応3年目に相応する授業が開講されているので、そちらを履修するつもりです。中国語はゼミで本格的に使用することになるので、その勉強から一旦手を引くことはできませんが、英語を優先しつつできる範囲で勉強して年内にHSK5級の合格を目指します。

韓国語は今の所資格試験を受けるつもりはありませんが(主専のやる気のなさ)これは学校の成績で勝負しようと思っています。

 

その他の学習に関しては、昨年のスタディツアーへの応募がとてもよい経験となり、わたしの力になってくれているので、こういった方面でもっといろいろと模索して、募集があれば応募して積極的に参加します。よいものが見つからなかった場合も、やはりこのゼミがわたしに大切なことを教えてくれたので、今後は自分の力で知識を蓄えていくことも可能だと感じています。だから結構ポジティブかつラフに捉えてます。

 

それから、いいレポート・エッセイを書けるようになること。この重要性は昨年やっと理解し始めたのですが、文系のレポートには特徴があって、何かを論ずる、というのは非常に難しいことだとやっと気づきました。もう二年が終わろうというこの時期に。でも「良い論文」を書けるようになれなければ、このまま卒業できてもただのペーパー国立大卒生だし、そういうのが一番許せないので、今いる環境においてそこに相応く優秀であること。それをただひたすら目指していこうと思います。だからいろんな方の論文や論集を積極的に読んだり、まずは初歩的なところからレポートの書き方を見直してみたり、試行錯誤してみようと思います。わたしは修士まで進むことも考えている身で今こんなところからスタートするなんて恥ずかしいばかりですが、気づいたからにはやらねばならぬ。努力。

 

2.貯金

昨年の10月から始めた積立貯金がなかなかよかったので今年も引き続き積み立てていきます。昨年は月に2万。わたしのバイト先はボーナスがないので、長期休暇や大型連休があって普段より給与が高額な月を自己判断でボーナス月として定め、4万にあげてもらってました。今のとこ4・2・2で引き落とされているので、払い戻しのある3月には12万入る予定。グフフ 

そのまま続けるつもりなので、2月にまた新しく契約しにいこうと思ってます。できれば夏に長めの短期留学をしたいと思っているので、うまく貯められたらいいな~

こういった無理やり貯める以外にも、純粋に口座に入っているお金を増やしたいので、昨年より一層節約を心がけたいですね 今年の目標は総資産30万かな!うーわ大口叩いた!

 

3.暮らし

もう一つの新年の抱負がこれ。「豊かに暮らすこと」2016年はわたしがついに二十歳になる年です。もともとちょっとした贅沢とか自分へのご褒美とかが大好きな人間ではありますが、今年はこれから大人になっていく自分のために、「よいものを知り、手にとって、身を以て体験すること。」を心がける。少ない給与で暮らすしがない大学生だけど、その中で楽しむこと。これは昨年に少しずつ実行に移せました。今年もそれを少しずつ広げていけたらと思います。もちろん部屋を常に綺麗に保つ、洗い物を溜めない、洗濯物はこまめに、といった基本的、かつ最重要事項もクリアすることが最低条件。手始めに上質なパジャマとオイルをゲットする。もう目星はついている。あとは新聞を取ること。今はお父さんに勧められてアプリで朝日新聞を読んでいるのですが、アプリだと読もうと思った時にしか開かないので、やっぱりどんどん届いて読まざるを得ない状況に持って行くくらいの感じじゃないとだめだ。そして学術誌を知ること。これは完全にレクター博士の影響ですが。さすがにわたしに精神医療の雑誌は読めないので、自分の興味のある分野で自分の気に入るものを見つけたいです。あまり浅くて甘いものではなく。ちなみにうちでは長年 National Geographic の愛読者で、そのほかにも英米仏の新聞を取っているので、我が家にはそういったものが溢れています。だからこれについても家族を参考に模索します。

 

いろんな人と話して、いろんな本を読んで、いろんな映画を観て、いろんな場所に足を運んで、いろんな景色を知ること。それはわたしが小学生の頃からずっと心がけていること。その本髄は曲げないにしても、わたしも毎年確実に年を重ね、大人に向かって成長しているわけですから、目標も毎年高めていかねばならないと感じています。だから、今年は、「読む」や「観る」といったそれぞれのカテゴリーにおいて少しずつでもグレードを上げ、ハードルを上げて、自分をより高い場所へ引き上げていくこと。それを目標にしたいと思います。新成人1年目。まずは土台を築く。そうして豊かに暮らし、豊かな人間に、女性になること。新年の抱負とはいえ、今後ずっと掲げていたい目標でもあります。

 

では、今年一年が皆様にとって幸福なものになりますように。

 

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 p.s.

この記事に関してですが、今丁度読んでいた、リルケの「若き詩人への手紙」があまりにも優しく繊細で美しい答えをくれました。引用したい気持ちもあったのですが、読めば読むほど心に染みる書簡ばかりで、どれから引用すれば良いのかわからなくなってしまいました。もし同じような悩みを抱えてらっしゃる方が入ればぜひ書店、図書館等でお求めください。きっと助けになってくれます。文学は偉大。

circletofpearls.hatenablog.com

 

 

*1:こちらの記事です。暗い上に長いです。

「 孤独との戦いだった 」

 

探しているものも見つからず、輝きを忘れ、艶めきは失われ

心を痛め、深く悩み、何とか答えと呼べるものを捻り出すも

納得することも、諦めることも叶わず、最後に残る自尊心が

妥協を許さぬまま、時だけが過ぎる

 

自分を見失い続けた一年でした

生まれて以来、最も泣いた一年でした

 

自分という存在とは、物心ついた頃から自然と心を通わせていたおかげで、「思ってもない言葉を口にする」といった、自己管理不足とか、「自分に嘘をつく」といった「もう一人の自分」の新規作成だとか、そんなことに至ったことはない。でも自分を褒めてやることはできても、認めてやることはできない、そんな一年だった。

 

一つだけ自分を肯定できるのは、できる限りの情報収集を辞めなかったこと。そのおかげで幾多の機会を掴むこともできたし、いろんな場に足を運ぶきっかけにもなった。そういった経験から学ぶことも多かったし、自分のすべきことも明確になり始め、大学でのゼミの教授を選ぶ、といった専門分野の選択も順調に進め、終えることができた。中学、高校とじっくり思い悩んだり、心ゆくまで一人でのんびりと思いを馳せることが多かっただけに、自分をどう扱い、どう過ごせば自分が心地よいのかもう十分にわかっているし、自分の長所も短所も理解した上で少しずつでも登っていくことを考えることもできるようになった。自分は着実に成長しているだろうし、昨年の自分より今年の自分は確実に多くの知識を得て、経験を積んで、物事を理解するようになった。だから自分との対峙は習得できたのだろうし、今後大きな壁にぶつかることも、おそらくもうないだろうとも思える。

 

今年一年を満たした物悲しさはわたしの内面の話ではなかった。

 

孤独感。

ただひたすら。「孤独との戦いだった。」

 

わたしは毎日学校に通い、たまに寝坊したり、しっかりと起きて家を出てもバスが遅延して授業に遅刻したり、かと思えば時間が余るほど早起きをして優雅な朝を過ごしたり、ごく平凡な大学生として生活した。親の扶養を外れないギリギリの額までバイトをしてお金を稼ぎ、自分の生活費に充てたし、光熱費も携帯の使用量も毎月きちんと支払った。1年の頃より確実に計画性が上がり、余裕をもって課題をこなすことも覚えた。読みたかった本もたくさん読んで、映画も見て、会いたい友達にも会って、行きたいところには足を運んで、食べたいものを食べた。間違いなく、とても充実した一年だった。

 

それでも、ふとした瞬間にどうしようもない孤独感に包まれて、どうしようもなく泣きたくなることが多かった。

 

それは、「誰もわたしのことを理解してくれない」なんていう傲慢なものではなく、どちらかというと、何かに興味を惹かれているうちに両親とはぐれてしまった子供のように、自分と周りを歩くひとたちとの間になんのつながりも感じられず、自分のよく知る、一緒にいて安心できるはずの人が視界から姿を消し、混乱して、立ち止まって泣きじゃくる、そんな孤独感だった。

 

小さな子供なら、両親はすぐに自分を探してくれるだろうし、泣いていれば近くの大人が迷子の子供に対するしかるべき処置を施してくれる。でもわたしはもうあとほんの少しで二十歳になる人間で、いつまでも小さな子供ではいられない。それなのに、どうしようもなく不安で、怖くなったときには、自分がいなくなったことに気づいて、必死になって探してほしいと思ってしまうくらいにわたしはまだ幼い。そんな大人と子供の狭間でわたしは一人、迷子になってしまったのかもしれない。

 

でもその狭間自体は、曖昧さがとても心地よく、わたしには今まさに必要なものに思えたものだし、18のわたしはその空間で非常によく成長した。わたしが恐れたのは狭間ではない。

 

「果たして、自分を探してくれる人がどれだけいるだろうか。」

 

待ちを歩くとき、学内を歩くとき。

わたしは何か探求心に突き動かされているとき、自分の思うままに動くのが一番心地よいからふらりふらりといろんな場所を巡る。でも気付けば自分の静寂と相対して周りは賑やかで、とても楽しそうで。人が人と集まり何かについて熱心に話し合い、笑いあう。そんな当たり前の光景が、ひどくわたしを突き放すような、そんな気分に何度落ちいっただろうか。何度深く心を抉られただろうか。地元で過ごしていた頃は、常に友達がそばにいて、お互いの傷を共有し、慰め合い、支え合って、馬鹿みたいにくだらないことで毎日お腹を抱えて笑っていた、輝かしい青春の時代のわたしは、この孤独を知らなかった。この孤独に気づかなかった。

 

一般的に孤独と向き合うことは、己を成長させ、強くすることとして捉えられている。

でもわたしはこの孤独に触れ、その孤独を認識することで弱く、脆くなった。

 

不当に扱われればすぐに苛立ち、そのくせ苛つかれれば深く傷つき、思いやりが足りないと感じれば泣いて責めてわたしを大事にしてくれている人を困らせた。

 

だからもちろん、わたしには、わたしに会いたいと思わせる魅力がないし、自分は思ったより出来ないやつだ。そんな絶望感を払拭できない一年だった。

 

 

でもわたしはわたしを幸せにする義務がある。確かにこれはわたしの人生最大の課題となった。だからあとはこれについて熟考し、解決を試みる。でも、ただ、それだけだ。そしてこれはきっと一年で乗り越えられるものではないから新年の抱負にも相応しくない。この壁はわたしを強くしないし、より深みある人間にもしない。でもわたしは解決を試みなければならない。その義務がある。今年はこういう一年だった。それは事実であり、それを記録として残す。そしてそれを出来るだけ冷静に見つめ、考察し、仮説を立てては検証を繰り返し、対策を練っては施行する。そうやって、まるで仕事のように扱い、目標達成を目指す。


わたしはわたしとじっくり向き合ってきた。だからわたしはわたしの良き理解者であってくれるし、わたしはわたしの味方で居続けることが出来る。そうして自分との関係が完成したわたしに与えられた最初の試練。わたしはわたし以外の人間との関わり方を知らない。わたしを無条件に好きでいてくれる人たち以外の人と上手く付き合えない。世の中を、上手く渡り歩けない。

わたしは、わたしの直面した、この静かな挫折とじっくり向き合うことにしよう。

今年は今日終わり、明日新しい年を迎える。どんなに早すぎる、実感が湧かないと焦ったところで、仕方のないことだ。年の変わり目を意識したところで、変わった瞬間に突然何かが変わるわけではない。昨日から今日になったように、今日が明日に繋がるだけだ。でも確かにこの節目は気持ちを改めて、心を決めるきっかけにはなってくれるだろう。そう信じて、わたしは新しい一年を生きる。

 

 若き詩人への手紙・若き女性への手紙 (新潮文庫)

若き詩人への手紙・若き女性への手紙 (新潮文庫)


 

2015 THE BOOK LIST

 

 

去年の記事からちょうど一年!もともとこの記事を書いたときから、毎年年末にまとめる習慣をつけようと考えていたので、今年も!年末読書履歴総集編、第2段です。

 

去年も、高校時代にかなり薄れてしまっていた読書習慣を改善して、自分で満足できるくらいの量を読むことができましたが、今年は去年よりもさらに多く色んな本を読むことができました。きっと去年で身につけ直した習慣のおかげです。1月からいいスタートが切れました。ただ今年は世界の情勢について学ぶ機会が多く、その関連で、新書や専門書を読む機会が増え、「読書」は必ずしも「小説を読むこと」ではないし、もうそんな年齢でもないと思い始めて、今年の下半期からではありますが、小説でない本の中で、面白そうだと思えるような本があれば積極的に買って読むようになりました。まだそういった本に関しては浅い知識しか得られていませんが、これに関しては来年の目標ということにして、今日はとりあえず、2015年に読んだ本をまとめたいと思います。小説がほとんどなので、オススメしたい小説トップ3と、その他読んでよかったと思う本、あとはリストにしてダダッと簡単に紹介します。

 

 

3位 「羊たちの沈黙」上下巻 トマス・ハリス

羊たちの沈黙〈上〉 (新潮文庫)

羊たちの沈黙〈上〉 (新潮文庫)

 

 

 FBIの訓練生であるクラリススターリングと、8年間収容されている連続殺人犯である元精神科医ハンニバル・レクター博士、複数の女性を誘拐、殺人し、指名手配をされている通称バッファロービル。クラリスレクター博士と出会い、彼の並外れた知識に支えられながら、バッファロービルを追い詰めていく物語。まだ訓練生の身でありながら、洞察力、行動力に優れたクラリスの活躍にワクワクします。これはその必要性を感じて古典ばかり読んで疲れてしまったわたしが、軽く読めるものを探していたときに見つけた小説です。海外文庫の棚に平積みにされていて、帯にはドラマ化が決定とかかれていたので、popsをダウンロードするくらいの気持ちで購入。しかし大ヒットしたのも納得なくらい最高にスリルがあります。文章を追ってるだけなのに、現場の緊迫感がひしひしと感じられ、映像は自分が自分の脳内に作りだしているのにもかかわらず、残虐な犯行の描写には目をつむりたくなるような、作者の文才にただただ感銘を受けます。

 せっかく学生時代に古典をできる限り知るつもりで本を読んでいるのに、1年読んだ本のうち最も面白かった本の中にこれを入れるのはひどく矛盾しているような気がしますが、「面白かった本」を挙げることを考えれば、文句なしのランクインです。これには「ハンニバル」という続編があって、この7年後、クラリスがFBI捜査官になってからの物語になっています。こちらもついさっき読み終わりました。個人的には「ハンニバル」の方が好きです。「羊たちの沈黙」ではレクター博士は終始囚われの身。しかし「ハンニバル」はレクター博士が見事な逃亡劇を見せたのち、有り余る富をもって優雅に暮らす様子を見ることができます。特に下巻のクライマックスを過ぎたあたりからはあまりにもその暮らしが瀟洒であり、文章が脳内に映し出す艶やかな景色に惚れ惚れさせられます。特にこの「ハンニバル」ではレクター博士クラリスを精神学的観点から分析し、彼女の全てを理解しようと努める描写が多く、その知識の深さにただひたすら感動します。

何よりも、レクター博士は基本的な行動様式を突き止めようとしていた。知覚を持つ存在の例に洩れず、クラリスもまた幼児期の体験を核にして、のちの思考様式を規定する基本的な精神構造を形成したのだろう。それは彼にもわかっていた。

 

そのほかにもフィレンツエの美しい街並み、建築、絵画、音楽などの美術から、車、食事、ワイン、などの高貴な嗜好など、ラグジュアリーなものを知ることが好きなわたしには目から鱗が落ちるような知識の数々。確かに享受致しました。以後わたしの人生に少なからぬ影響を及ぼすでしょう。

 

 

2位 「ジェニイ」ポール・ギャリコ

ジェニィ (新潮文庫)

ジェニィ (新潮文庫)

 

 

 最高にかわいらしい小説です。ロンドンに暮らす猫が大好きな、小さな少年がある日突然白猫になってしまうところから物語は始まります。猫嫌いのばあやにすぐさま家を追い出され、路頭に迷い、あらゆる苦難に遭遇するうちにジェニイという魅力的な猫に出会い、一緒にイングランドを冒険します。最初から最後まで純粋無垢。まさに大人の童話です。この設定からはただのファンタジー小説のように思われるかもしれませんが、主人公ピーターの心優しく、まっすぐな様にはたびたびはっとさせられます。

 

ピーターは自分とジェニイのどちらも、そのことは一生涯忘れないだろうということは知っていたし、また、無考えの残酷な行為は、後悔しても後の祭だということも知っていたし、また、過去の過ちの償いをしようと、どんなふうに思っていようと、そのためにどんなことをしたいと思っていようと、人の世というものはそんなこととは無関係に、容赦なく動いてゆくものだということも知っていたし、また、いくら心配して苦しんだところで、「ちょうど間に合ってよかった」という場合より、「遅すぎた、もう遅すぎた」という場合のほうが多いことも知っていた。りっぱな行為や、正しい行動というものも、それをすぐさま実行に移さなければ、何の役にもたたないものなのだから。ピーターはまた、自分はただちにジェニイを救わなければならない、ということも知っていた。(本文より引用)

 

また猫に関するとても詳細な描写が特徴。著者ポール・ギャリ子は無類の猫好きだったそう。猫たちを細かく描き出し、猫の世界の礼儀や掟を読者がすんなりと納得してしまうように構成されています。

 

猫好きの、猫好きによる、猫好きのための小説。このクリスマスシーズンにでもぜひ。冬の、明るくて暖かい部屋で過ごす夜にぴったりです。プレゼントにもいいと思う。

 

 

1位「風とともに去りぬ」1~5巻 マーガレット・ミッチェル

風と共に去りぬ (1) (新潮文庫)

風と共に去りぬ (1) (新潮文庫)

 

 

 堂々たる1位です。アメリカ文学の代表作。名前だけ知っていて、これがどんな話なのか全く知らなかったのですが、アメリカ文学はあまり読んだことがなかったし、学校の生協で売っていたので、ちょっとした興味本位で1、2巻を購入。まんまとハマりました。毎日移動中、隙間時間、就寝前に読み進め、読み終わる前に次の巻を買って、5巻まで一気に読破しました。最高。やっぱり主人公が若い女の子だと読みやすいですね。私の好きな「赤毛のアン」「ジェーンエア」の少女たちとはまったく逆の人間、スカーレット・オハラ。(女優のスカーレット・ヨハンソンはこの小説が名前の由来になっているらしいね)舞台はアメリカの南北戦争時代。スカーレットは広大な綿畑を所有するジェラルド・オハラの長女。裕福で、何不自由なく暮らしていた彼女は苦労というものを知らず、どの青年に対してもその美貌を武器に自分の魅力を存分に披露し、その全ての心を自分に向けることにおいて完璧なまでの成功を収める。そんな彼女にとっての「普通」の暮らしは、南北戦争の激化によって明日食うものに困るほど落ちぶれてしまいます。

 南北戦争と言えば、世界史で習いますが、わたしが記憶しているのは「南部は奴隷制の廃止に反対し、非人道的であると各国から非難されたこと」「北軍が勝利すること」くらいのものでした。しかしこの対立を南部側から見るというのは非常に新鮮で、「気高く生きた本当の紳士・淑女」という彼らの誇りに触れて、わたしは自分の視野が明るく広がっていくのを感じました。

 わたしのお気に入りの架空の人物がアン・シャーリージェーン・エアであることからも容易に予想できるだろうとは思いますが、この小説からその人物リストに追加されたのはスカーレットではなく、病弱で弱々しくも、強い正義感を持ち、広い知識と深い信念を持って生きるメラニー・ウィルクスです。しかしスカーレットのその情熱的な生き方、決して屈することのない精神にも憧れます。5巻までありますが、読み始めたら止まりません。世界の歴史におけるほんの十数年の物語ですが、歴史というものがどのように生まれ、後世に伝えられるのか、その過程を知ることができます。複数の出版社で、それぞれ旧訳、新訳が出ているので、どれを選べばいいのか迷いますが、わたしは個人的に新潮文庫が好きなのと、20世紀の日本語訳に小さい頃から慣れ親しんでいるので、大久保康雄・竹内道之助訳(旧訳)で揃えました。読み比べ等に関してはいろんな方がまとめてらしたのでそれを参考にして決めるのも楽しいかも。とにかくこれは名作。読んで損はないのでぜひ。

 

その他おすすめの作品

 

「雪のひとひらポール・ギャリコ

 

 今年は「多くの本を読むこと」に加えて、「一人の作者につき2作品以上読むこと」も目標の一つに掲げていました。代表作を1つ読んだだけでは、その作者を知ったことにはならないような気がして自分で課した課題です。その考えから、「ジェニイ」を購入した際、同時に「雪のひとひら」も合せて買ったのですが、こちらもまたそれはそれは美しい物語でした。その日本語訳から溢れる暖かい愛もまた魅力的です。これは女性が書いたのかしらとふと感じて本を閉じ、表紙を見て、訳者の名前が女性のものであったとき、心から納得したのはとてもいい思い出です。この本に関しては、彼女の書いたあとがきが素晴らしいので、それを引用するだけにとどめておきます。

 

「ここにご紹介する『雪のひとひら』は、ひとりの女性の誕生から死いたるまでをえがいた、いわば女の一生の物語、それもめずらしくファンタジーの形式でつづられた、女の愛と生涯の物語です。ー中略ー この「雪のひとひら」の主人公の生涯も、要約してしまえばごく平凡な、あたりまえの女の一生にすぎません。この世に生まれてきて、結婚して子供をもうけ、やがて夫に先立たれ、子供達も独立して行って、老いて、死ぬ。それだけのことです。人類の歴史はじまってこのかた、いつでもどこでも繰り返されてきたにちがいない、いわば典型的な女性の生涯です。」

 

「この小説にはほとんど無駄というものがありません。外面的な事件ばかりでなく、心理描写にしてもおなじことで、およそ女が女として生きてゆく上で味わうであろうよろこびとかなしみのすべてを、いささかの誇張もなしに、きわめて純粋にしかも克明にえがききっています。」

 

「この小説の主題はやはり愛のこと、もしくは美と愛との一致するところにあり、その答えはほぼ最後の数行につくされていると思うのです。臨終の雪のひとひらの耳に、なつかしくもやさしいそのひとのことばがきこえてきます。「ごくろうさまだった、小さな雪のひとひら。さあ、ようこそお帰り。」これです。これこそはおそらくこの世でもっとも甘美なささやきではありますまいか。ー中略ー 原文を知りたいかたのために書き記せば、’Well done, Little Snowflake. Come home to me now.’ ですが、この Well done が心からいわれるためには、相手のなしてきたことにたいする理解、その辛さ、さびしさ、苦しさを読み取るだけのまなざしが当然なくてはなりますまい。」

 

 

「よるべのない個として生涯を旅にすごした雪のひとひらを風のゆりかご以来終始見守りつづけてくれたらしいそのひとのことを、ギャリコはただ、彼、として大文字を以て He と書き示しています。これは聖書のなかの神の扱い方にも通じるもので、西欧的な神観念の起源もおそらくこのあたりにあるのでしょうけれど、それはそれとして、筆者には、この何者かがあくまで「彼」=男性であることが、雪のひとひらの女性であることと考えてまことに興味ふかく思われます。」

 

「それらの人々すべてがしあわせな雪のひとひらのように、終焉のきわに Well done をささやきかけてくれる He をもっていたかどうか。」

 

「ギャリコの作品に登場してくる女性たちは、猫のジェニイにせよ、メイドのハリス夫人にせよ、いずれもつつましい生涯を生きながら、その欠点や短所をもふくめて作者の十全な理解に支えられ、そのあたたかいまなざしのもとにあそばせられて、女であることのよろこびとかなしみを充分に味わわせてもらっています。」

 

「このようなまなざしとことばを持つ作家が一人でもいてくれるかぎり、いつかは両性の相互理解ということばも夢ではなくなる日があるのではないか。そんなあかるい希望さえも抱きたくなってもきます。」(以上全て 「愛のまなざしのもとにーあとがきに代えてー」より引用)

 

訳者矢川澄子さんの紡ぐことばの柔らかさを、このあとがきからだけでも感じ取ることができるはずです。彼女の手によって、繊細で美しい言語に翻訳されたギャリコの作品。書店で手に取られたらすぐにおわかりになるだろうとは思いますが、素敵な挿絵も多く、絵本のような構成になっており、1日もかからずに読み終わるページ数なので、夜眠る前、静かな部屋でランプを一つだけ共してじっくり読んでほしい1冊。癒されます。

 

 

「スノーグース」ポール・ギャリコ

「八月の光」フォークナー

「夜の樹」カポーティ

 

番外編 小説でない本で面白かった本

 

「本当の戦争の話をしよう」伊勢崎賢治 

本当の戦争の話をしよう: 世界の「対立」を仕切る

本当の戦争の話をしよう: 世界の「対立」を仕切る

 

 

 

こちらは読み始めてすぐに twitter で紹介しましたが、その際に書いた通りぜひ読んで。世界の情勢が非常にわかりやすく、端的に解説されています。伊勢崎先生はお会いしたことはありませんが、うちの大学の大学院の教授でいらして、外大生協では彼の本の多くが平積みになって販売されています。わたしもそこで本著を見つけ、購入に至ったわけですが、大学生にもなって、ここまで噛み砕かれた本で知識を得たつもりになっていてはあまりに恥ずかしいと感じ、彼の他の作品も合せて購入したので、年末年始の休暇を利用して熟読する予定です。伊勢崎賢治先生は他にも安全保障に関わる多くの本を出版されているので、少しずつ読み進めていきたいと思います。ちなみに合せて買ったのはこちら。

 

 

国際貢献のウソ (ちくまプリマー新書)

国際貢献のウソ (ちくまプリマー新書)

 

 

以上、長くなりましたが、2015年の読書についてでした。

 

 

 

来年の目標としては、やっぱり読書の総数に占める「小説」の割合を可能な限り下げることですが、それで読む小説の数が相対的に減ってしまうことは避けたい、というより学生時代しかゆっくり古典を読む時間などないのではと思うので、読む小説の数を保ちつつ、その他の本も多く読んで、二兎を追って二兎を得る。頑張る。今の生活にうまく本を読む習慣を組み込むことを覚えたので、来年はさらに自然にこなそう。

 

 

 

少しでも参考になれば幸いです。最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

 

 

質問はこちらから http://ask.fm/ellentyler13

 

instagram @ellenilly 

twitter @__miss_e

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「フランスにおけるムスリム移民について考える」

 

 今学期の履修登録期間に、学務情報でフランスのスタディツアーに参加するメンバーを募集しているというお知らせが掲載されていた。履修登録等がなければ、学務情報なんてめったに開かないわたしは、こんなものもあるのかと興味本位でリンクを開き、募集要項に目を通した。内容は「フランスにおけるムスリム移民について考える」こと。なんとフランスに行って各都市を巡るらしい。しかも渡航費、宿泊費は学校持ち。よし応募だ。

 そんな感じでものすごく安易な動機からこのプログラムへの参加を希望したわけだが、募集枠は5名。まず、この問題に関するエッセイをメールで送り、その上で面接を行う。そのエッセイを書くときに初めて、ヨーロッパにおけるムスリム移民問題について知ることになるくらい、わたしは無知だった。でもフランス行きたい〜〜〜。とりあえず調べて書こう。まだまだ安易。エッセイのためにネットで色々と調べていくうちに、シャルリエブド事件、フランスにおけるムスリム失業率の高さ、「郊外」の存在など、この問題に関する断片的な知識を得る。そういったものをエッセイにまとめ、面接に挑む。面接では、自分の専攻語や、興味関心分野と、今回のスタディツアーで学ぶことの関連性について問われた。わたしは「日本国内に韓国や中国からの移民が多く、彼らも完全に日本人と同じ権利は認められず、日本における嫌韓意識など、いまだに解決されない諸問題があること」 を挙げて、「 その解決策を見出すために、ヨーロッパの事例を学び、参考にしたい。」というかなりこじつけっぽい答えをした記憶がある。なにはともあれ無事合格した。やったよママ!

 

 先生曰く、想像以上に応募者が集まり、その中で取りたい学生が多かったため、可能な限り採用枠を引き伸ばしたらしい。結果合格者は7名。内訳はフランス語学科2名、アラビア語学科3名、イタリア語学科1名、朝鮮語学科1名。(アウェー!)

 

 無事履修登録を済ませて、ゼミ開始。そもそもこのプログラムは明治学院大学の教授のゼミ生が毎年行っているフィールドワークで、今回、外大でもそういったスタディツアーを推奨するようになったから、たまたまその教授と知り合いだった、うちの先生がそれなら外大生も一緒に連れていっていただけませんかとお願いして実現したものらしい。つまり明治学院大学の生徒はゼミでこのムスリム移民問題についてすでにかなり学んでいるわけで、こちら側も渡航前にできるだけ知識を共有し、この問題についてじっくりディスカッションを行う機会を設けて、理解を深めておく必要があるという考えから「予習ゼミ」という授業が開講された。

 内容としては、このヨーロッパ、特にフランスにおけるムスリム移民問題に関する文献を、初日に先生がどっさり人数分用意してくれていて、それを週ごとに割り振り、担当者を決めて、その担当者が授業で文献の内容についてまとめ、論点を提示して先生のコメントをもらいながら議論を進めていくというもの。

 そして月に1回程度、明治学院大と合同でゼミを行う。こちらの内容も大体予習ゼミと同じ。みんなその週の課題文献を読んできて、代表者が発表、議論。渡航前には関内で合同合宿があり、みっちり勉強した上で2月9日〜22日までフランス、という流れです。フランスではパリ、マルセイユ、リヨンを巡り、実際にモスクやイスラム団体などを訪問したり、移民街を訪れたり。ひたすら本格的なフィールドワークを行うというスケジュール。

 

https://www.instagram.com/p/9vio3KqQ7Z/

実は明治学院大・東京外大合同の 「 ムスリム移民について考える 」 というテーマのスタディー・ツアーの募集があって、学内選考に通ったので渡航費・滞在費支給で2月に2週間、フランスに行きます!パリ、リール 、エクス=アン=プロヴァンス、リヨン、マルセイユ の5都市を巡り、移民問題の実態に迫る企画 合格者は7名 倍率5倍 合格のメールを頂いたときほんっっっとに嬉しくて、即パパとママに連絡した! 出発までにみっちり予習ゼミがあって、わたしが第1週目の担当になったので、まだ2年だからゼミの実態なんてまるでわからないけど、必死にググったりしながらレジュメを準備してます 最高にハードできついけど ( 文献の多さ、伝わる?😂 ) すっごくワクワクします これのおかげで一気に大学生活が充実してきた感じがして最高な気分です パパもすごく応援してくれてて、この問題に関する参考文献等、専門的なアシストをしてくれてるので、それに報いるため、学校の支援を無駄にしないため、精一杯学んで、行ってきます!楽しみだなあ 〜〜〜〜〜 #tufs #student

 

 ここまでが、このツアーに参加するまでのお話とその概要。

 

 大事なのはここから。この、わたしが担当した最初の週の授業が終わった、数日後にパリの同時多発テロが起きる。世界中のニュースで最も注目されるようになった事柄が今まさに勉強している分野という偶然。わたしたちのゼミは一気にシリアスなものになり、もともと白熱していた議論もさらに真剣味を帯び、みんなより積極的にこの問題に関して取り組むようになった。

 これからこのスタディツアーの予習ゼミと、実際にフランスに着いてからの2週間の活動(テロの影響でツアーが実施されるかは今のところまだ未定 今評議会で審議しているらしく、こちらは行くことを前提として準備を進めているという状況です)を通して学び、考えたことをここに記録していきたいと思います。長くなってしまったので、実際に問題に関する話に入るのは次の記事に回します。興味関心がない方も、ぜひ読んでいただけると幸いです。

 

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